神社のいろは ♯4 玉垣、千木、鰹木
おはようございます。
今回は神社のいろは♯3「玉垣、千木、鰹木」についてです。
(神社のいろはを参考に学んでいく自己満足のための内容です。ご了承ください。)
以前のいろはでも書きましたが、神社がまだ成立していなかったころ、神様が来訪されている聖域の周りを樹木で囲む柴垣が古い形だったようで、俗界と神域とを区別していました。
区別していたものとして、みなさんが見たことあるであろう玉垣などが一番有名ですかね。
他にも川のついた木を用いた黒木玉垣や、広く隙間のある透垣など様々な呼び方があります。
幾重にも垣が巡らされる場合は、ご本殿に近いほうを瑞垣、その外側のものを玉垣、もしくは荒垣、板垣と称しますが、神社によって異なるそうです。
今回はもう一つ、千木や鰹木についても書きたいと思います。
神社の屋根の両端にV字状に述べている日本の板木を千木といい、屋根の上に水平に並べて置かれた丸太上の木を鰹木といいます。
昔は両方とも後続や豪族の住居に用いられていましたが、現在は神社にしか用いられず、古代の建築様式を現在に残した神社特有の様式です。
千木は古代、家屋を立てるために木材を左右より交差して結び留め、その先端をそのままにして切り捨てなかったことに由来しています。
鰹木はもともと、茅葺きや檜皮葺きなどの葺き屋根を押さえつけるために置かれたきです。形状が鰹節に似ているとこからその名がついたといわれているという説もあるそうです。
さて、千木についてもう一つ。
先端を地面に対して水平に切ったものを内削ぎ、垂直に切ったものを外削ぎといいます。
写真は内削ぎですね。
千木が内削ぎで鰹木が偶数の場合、女性神を祀り、外削ぎで奇数の場合は男性神を祀るといわれているそうですが、必ずしもそうではないそうです。
神社を訪れた際は試しに見てみてもいいですね。
それでは。