神社のいろは ♯17 破魔矢
こんばんは。
神社のいろは ♯17 破魔矢についてです。
(神社のいろはを参考に学んでいく自己満足のための内容です。ご了承ください。)
正月の授与所で人気なのは破魔矢です。
これは魔除けの飾り矢で、絵馬や鈴が付けられていて「御神矢(ごしんや)」とも呼ばれます。
私も厄年のときには破魔矢を机の上に飾っておいていました。
破魔矢は現在も全国各地の神社で正月にみられる弓射の行事に由来するとも言われているそうです。
弓射の行事にはいろんな形態があるそうで、武芸の奉納や年占神事(その年の作況を占う年頭)などが有名です。
また、男児の初正月を祝って贈るという風習もあったそうです。ちなみに、男児が破魔矢なのに対し、女児の初正月には羽子板が贈られていたそうです。
羽子板はどこから来るんだろうと思っていましたが、同じ、神聖なものだったんですね。
破魔矢は、その年の干支が描かれた絵馬がついたりしていて、一年間、お飾りする縁起物です。
縁起物は、年初や縁日に参拝者に授与され、飾っておくと神仏の加護が得られ縁起がいいとされているものです。
注連縄や門松などの正月飾りをはじめ種類はさまざまだそうです。
お正月近くになるとスーパーにもお飾りがたくさんありますよね。
もし、飾る習慣のない家庭やひとり暮らしを始めた人は、ぜひ飾ってみるといいかもしれません。
私も可愛いものを今年も飾ろうかと思います。
ちなみに、「縁起」とはもともと仏教用語で「因縁生起(いんねんしょうき)」、つまり、さまざまな「因縁」によって「物事が起きる」ことをいうそうです。
一方で、縁起は物事の吉凶の前触れ、その理由といった意味もあります。
吉凶の前触れという意味から、江戸時代になって「縁起がいい」とか「縁起をかつぐ」といった表現が生まれ、縁起祝い、縁起直しなどの風習となって広く一般に普及したそうです。
縁起を担ぐのに、氏神様のところでみてみてもいいかもしれません。
それでは。