神社のいろは ♯7 狛犬、石灯籠
こんばんは。
神社のいろは ♯7 狛犬、石灯篭です。
(神社のいろはを参考に学んでいく自己満足のための内容です。ご了承ください。)
神社の参道や拝殿の前でよく目にするのが狛犬です。
邪気を払い、親善守護の意味をもつとされています。
犬といっても獅子形の像で、期限はエジプトやインドとされています。
シルクロードを通り中国から朝鮮半島の高麗を経て日本に伝わったために、「外来の犬」という意味で「高麗犬」と呼ばれるようになりました。
そして、日本でその形態はさまざまに変化をとげたのです。
雌雄一対で、一方が口を開け、他方が口を閉じている、いわゆる「阿」・「吽」の姿をしているのが一般的です。
もともと「阿吽」とは、仏教発症の地インドのサンスクリット語で、「阿」は最初の音、「吽」は最後の音で、宇宙の始まりと終わりを表すとされています。
なので、「あうん」の狛犬は広い意味で仏教の影響を受けたものといえるでしょう。
もともと狛犬は魔除けの力をもつものとして、天皇がいらっしゃる宮中で、貴重(布製の間仕切り)や御帳(布のとばり)の裾を抑える木製の重し(鎮子)として用いられていたそうです。
それが神社や寺院でも使われるようになり、拝殿前や参道に置かれるようになっていきました。
神社によって狛犬だけでなく、別の動物の像もあり、稲荷神社の狐や天満宮の牛、春日大社の鹿などがあります。
特に稲荷神社では狛犬がいる神社に狐の像が置かれています。
これは祀られている神様の神使で、神の使者です。
三峰神社は狼の像がいますね。
神使は『古事記』や『日本書紀』にもみられ、特別の存在である神の使いは、ご祭神となんらかの縁故でつながっています。
熊野本宮大社の烏なども神使として有名です。
日本サッカー協会のシンボルマークであり、日本代表のエンブレムとしてもヤタガラスは有名ですね。
次は石灯籠についてです。
神社にいけば、必ずと言っていいほど目にします。
灯籠は、単なる照明ではなく、より一層のご加護を願って神前に灯明を点すために主に氏子や崇敬者から寄贈されたものです。
灯籠も古代に大陸から日本に伝わってきたものです。
本来、献灯のため寺院に建てられたものでしたが、神社にも取り入られるようになりました。
神社で代表的なものは春日灯籠と呼ばれ、奈良の春日大社に立てられている形式です。
下記に絵を載せますね。
私も、灯籠を寄付できるぐらいお金を貯められるように頑張りたい...。