神社のいろは ♯13 鏡と御幣
こんにちは。
神社のいろは ♯13 鏡と御幣についてです。
(神社のいろはを参考に学んでいく自己満足のための内容です。ご了承ください。)
拝礼をすませたら、うやうやしく拝殿の中を拝見していきましょう。
ご神前には、多くの場合、鏡や御幣がおかれています。
ジグザグした形の紙みたいなものを見たことはありませんか。
神社にお祀りされている神様は、具体的な姿、形をもちません。(以前も説明してますね。)
鏡や御幣も神様の依代のバリエーションの一つだそうです。
鏡は遺跡からも多く発掘されるように、剣や玉とともに古代から宗教的な意味をもって扱われてきました。
『古事記』にも鏡が出てくることなどから、重要なものだったんですね。
御幣の「幣」は布を意味しています。
古代では、布は非常に貴重なものだったことから、神様への捧げものとして竹や櫛に挟んだ形で捧げられていました。
後に布の代わりに四角形の紙を用いて、両脇に紙垂(四手とも)を付けるようになり、今の形になりました。
この御幣は参拝者をお祓いする道具としても有名ですね。
紙垂も古くは木綿(ゆう)や麻が使われていましたが、紙が使われるようになって、切り方、折り方などにより、伊勢流、吉田流、白川流などさまざまな作法が生まれたそうです。